不遇の子供時代から人生を好転させる方法
サラの生い立ちを語ったら不幸自慢になってしまいますがご容赦願います。
両親が幼少時代に離婚をして、親権を持った父親に捨てられたサラは、母の元へ戻されました。子供の私が見ていても母の男運は悪くて、運が悪いのでは無くて男を見る目がないのだと大人になって思いました。
人生にはトラブルがつきっぱなし、何かあれば私が戻ってきたのが不幸の原因にされて、自宅に私の居場所はありませんでした。転校続きでいじめにもあいましたので登校拒否をしていたことがあります。今で言う不登校っていうやつですが、今のように親身になってはくれない環境でした。
あるとき、転校先で笑顔で居たらいじめられないと悟ってから笑顔を一杯作る女の子になりました。暗くて内気な女の子がやっと笑顔を作ることを覚えたきっかけがいじめから脱却するための自分なりの行動です。
母親は中卒で女性の頭が良いのは好ましくはないというタイプで、家の仕事を沢山させられていましたから私も中卒になる予定だったのだけど
運が良いことにサラはクラスの優等生グループに属していたので、彼女たちから感化されて高校進学を果たしたのです。そして高校はまたこれもラッキーで、何も知らない私はお嬢様高校を選んで進学をしていたのです。
この高校の環境も良かったので、自宅が貧困で中卒の母親の元に居てもプラスになる学びが沢山あったのです。そのお陰もあり、サラは専門学校でデザインを学びに進学をしました。
ここから30才まではパラサイトシングルを続けますが、外へ出て外で活動することで家庭環境の貧困と苦悩から逃げることが出来、もっと賢く素敵な人たちとの交流を夢見て東京で活動をしていたのです。
この20才から30才の10年間間に自分探しをしている間に恋人からのプロポーズは三回経験していますが、全て断ってきています。自分が人生に迷っている間の結婚はいずれ離婚になりますから、結果オーライです。
夢を見ること、自分が本当に好きな事に忠実になるのは、現実を引き寄せてくれます。
サラのように家庭環境に恵まれない子は、いろんな面で不利です。
何もかもを自分一人で切り盛りしていかなくてはならないので、本当に大変です。
東京での女性の一人暮らしは楽ではありません。
でも、親元を離れて自立して環境を変えたら幸せになれたのです。
最初は親からの経済的自立が出来ましたが、精神的自立まではかなりの歳月を必要としました。でもそれさえも乗り切ると完全にオリジナルな人生です。自分が自分の人生の主となり、求める人に添うように自分も成長していると、近づいてくるのです。
諦めないで、自分で自分の人生をコツコツと築いて行ってみてください。
付き合う人・活動する環境を良くすれば人生は好転していくのです。
その為には自分が変わる必要があります。
一般常識を身につけたり、人と会話が出来るようなコミュニケーション力を磨いたり、相手を思いやる心を育んだり。自分の質が高まらないうちは同じレベルの環境が目の前に表れています。
まずは、図書館へ行っていろんな良書を読んで精神を鍛えましょう。
大丈夫、必ず人生は好転します。